《牧師夫人(東広島編)》

今から約30年前、平和台恵教会から東広島めぐみみ教会に転任することになった時、私は不安で不安で、仕方なかった。

平和台恵教会では、林先生は伝道師で、吉持章先生ご夫妻が牧師・牧師夫人だったから、私は、ほぼ信徒と同じような立場だった。

転任先の東広島めぐみ教会の前任の牧師先生は、キレッキレのF牧師だし、牧師夫人は神学校もちゃんと出たM先生。

そんな後、牧師夫人が私に務まるわけないやん!!

仕方なしにいろんな牧師夫人に聞いて回った

「牧師夫人として一番大切なことは何ですか?」

「そうねぇ、教会の特定の人と仲良くしないことかしら」

「教会の人全員に声をかけなさい」

あぁ、どれも無理っぽい… .

最後に、吉持章先生ご夫妻に聞いたら、その答えはこうだった。

「それはなぁ、ちーちゃんがちーちゃんらしく居続けること。神様は、ちーちゃんのことを誰よりもよくご存じで、その場所(教会)に置いたのだから、他の誰かみたいにならなくていいし、自分を誰かと比べなくて良い。ちーちゃんはちーちゃんのままでいること。それを神様は望んでおられると思うよ。」

牧師夫人の宣子先生は、「それにちーちゃんは、何年間、吉持章のもとにいたと思ってんの?そんじょそこらの神学生にも引けは取らない位のことは教えてる。胸張って行きなさい」と言ってくださった

「あぁ、そのままで良いなら私にもできるかも」


こうして東広島めぐみ教会へ行ったんだけど、人見知りの私は土曜日からすでに日曜日の礼拝に向けて心臓がバクバクしてくる。

「主よ、主よ、どうぞこの者の口を清め、良い挨拶ができるよう、穏やかにニコニコと信徒の一人ひとりに接することができますように。私の力では到底無理です。主よ、よろしくよろしくお願いいたします!」と必死で祈った。

そうして日曜日、不思議に明るく、みんなに声をかけて接しながら1日が過ぎる。

「主よ、ハレルヤ!あなたの御名を賛美します。すべて主の御力です。主の栄光をあがめます!!」

と夜、感謝の祈りが捧げられたのです。

実に主はご真実!主の御名は、ほむべきかな!!

那覇めぐみ教会

沖縄県那覇市にある聖書的プロテスタント教会で、日本同盟キリスト教団に所属しています。ブログは随時更新していますので、記事一覧から最新情報が確認できます。

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