神学校でのお金の話し

林先生がクリスチャンになって1年半後、神様から召命を受けて神学校に行く。ということになった。サラリーマンになって、6年目の頃だった。


二人目の子どもがお腹に出来たということで、新しいアパートに引っ越したばかり。敷金、礼金にいっぱいお金を払ったばかり。もちろん貯金はほとんどない。会社のわずかな退職金も貯金も全て、神学校入学金と授業料、寮費に消えた。うちら、これからどうやって生きていくの?

私たちの霊的な親である吉持章先生ご夫妻は、「大丈夫、大丈夫。今の時代飢え死なんて絶対しない。どうにかなる!」と言って、私たちを励ましてくださった。


こうして、3歳の明菜と生まれたばかりの義亜を抱えて、神学校に行った。すると、勘当されたはずの林先生のお母さんが、こっそり、米と味噌を送ってきてくださった。

しかも、「神学校に行く」と言ったら泣いて大反対していた私の母が、なぜだか急に救われてクリスチャンになり、神学校に行っている間、毎月5万円を支援してくれるという事にもなった。ワーオー!!

そうやって、家族寮での神学校生活が始まった。


そんな中、義亜が生後半年にて、重症のアトピーと小児喘息と診断される。病院代とアトピー食品代にとてつもなくお金がかかる。林先生は、神学校舎の鍵の開け閉めのバイトを始め、私は義亜をベビーカーに乗せて、食堂の配膳のバイトを始めた。そうしたら、食堂の残り物のおかずや食パンがいただけて、なんと、食べるものに困らない。いつもたくさんの神学生が家に出入りして、お茶を飲み、食べていく。そんな部屋になった。


それでも、お金に余裕があるわけではない。

ある時、明菜の幼稚園のバス代を支払わなければならないのに、その数千円のお金がない。どうしてもない。困った!! 明菜に説明して、父さん(林先生)と3人で祈った。

「神様、明菜の幼稚園のバス代が、これだけ必要なんです。何とかしてください。」

数日後、現金書留が届いた。なんとバス代と同じ金額が入っている。驚いて、林先生がその方に電話をすると「お祈りしてたら、林さんに献金するように神様に示されました。」

とのこと。明菜も大喜び。林先生も私も神様の御真実さをほめたたえた。(でも、もうちょっとおまけして欲しかったなぁ)なんて思う私…、すみません!!こんな事は何回もあった。そのたびに、感動し、神様に感謝しつつ、神様の御真実さに驚いた。


それから貧乏が怖くなくなった。

だって神様は、私たちのことを誰よりもご存知で、心配してくださっていて、愛してくださってるってことが、本当に本当によくわかったからね。

ハレルヤ!! 神様、今まで支えてくださり、これからも支え、守ってくださることを知っています。感謝です。アーメン!!

那覇めぐみ教会

沖縄県那覇市にある聖書的プロテスタント教会で、日本同盟キリスト教団に所属しています。ブログは随時更新していますので、記事一覧から最新情報が確認できます。

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