礼拝210822「奥義の実現」エペソ3:9

那覇めぐみ教会 2021年8月22日 礼拝メッセージ要約


「万物を創造した神のうちに世々隠されていた奥義の実現がどのようなものなのかを、

すべての人に明らかにするためです。」 (エペソ人への手紙3:9)

 

1. 神のご計画

 著者パウロの奥義理解、それはキリスト教世界観です。つまり、天地万物は、キリストによって造られ、今もキリストによって全てが治められている、キリストこそがいっさいの頂点に立っておられるのだという、世界観のことです。別の視点から言うと「イエス・キリストの十字架と復活によってすべての人は神様の子どもとされて共に教会に連なり、神様の豊かな祝福が約束された者となれる。」という素晴らしいことなのです。

 宗教学者たちは、キリスト教を歴史の流れの中で生まれてきた宗教であると見ています。まずユダヤ教があり、そして歴史の成り行きでそのユダヤ教から派生して出てきた新しい教えがキリスト教であると説明します。しかし、パウロは全く逆の世界観を持っています。私たち人類の歴史は、決して成り行きでできてきたものではない。世界が造られる前から、神様の計画の中に入れられていると言うのです。 すごい世界観であり、素晴らしいご計画です。


2. 計画の実現

 神様のこの素晴らしい計画は、奥義として世々の歴史の中に隠されていましたが、神様はパウロの前に示し、そして私たち教会の前に現してくださいました。

 それは何のためか、なぜ示して下さったのかというと、ついにその奥義を実現するとき、実行に移すときが来たからです。その実行とは、イエス・キリストの素晴らしい救いを宣べ伝えていくこと、つまり福音宣教が教会の務めなのです。言い換えると、キリストを中心とした神の家族作りのことであり、それを 実現するとは、イエス・キリストの福音を伝達して、神の家族を増やしていくということです。


3. 宣教の力

 計画を実行していくその宣教の力とは何であるかについて、第一コリントの1:21に、「神の知恵により、この世は自分の知恵によって神を知ることがありませんでした。それゆえ神は、宣教のことばの愚かさを通して、信じる者を救うことにされたのです。」と記されています。神様は、人を救うために、これ以外の方法を持っておられません。

 私たちはことばが下手で、イエス様のこと教会のことをなかなかうまく説明できません。でも神様は、私たちの愚かなことば、私たちが上手に説明することができない弱さ、そういう宣教のことばの愚かさを用いられるのです。これは素晴らしいことですね。

 最後に、同じ第一コリントの1:18を確認しましょう。「十字架のことばは、滅びる者たちには愚かであっても、救われる私たちには神の力です。」と記されています。十字架のことばは神の力です。あなたにも神様の豊かな祝福がありますように祈ります。

那覇めぐみ教会

沖縄県那覇市にある聖書的プロテスタント教会で、日本同盟キリスト教団に所属しています。ブログは随時更新していますので、記事一覧から最新情報が確認できます。

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